『かくど広場』(庭)が完成しました!

2021年11月1日 (月)

この度Noko-Tanの中庭が完成しました。
施工して下さったのはm28e様です。
中庭・入口にはそれぞれ『かくど広場』という名前が付いております。

この記事では由来や工夫をお伝えしたいと思います。

『かくど広場』
なぜ“かくど”なのかというと芝生・石積み・塀等がのこぎり屋根の独特な斜めの角度に合わせた作りになっているためだそうです。

Noko-Tanの近くには他にものこぎり屋根工場があるのですが、塀の隙間からは旗を折る音が聞こえます。


石積みは近くの木曽川から運んできた丸みを帯びた石を使用しており、“ごんぼ積み”という一宮伝統の積み方をのこぎり屋根の角度に合わせて積んでいるそうです。

芝生は真ん中にくぼみがあるのですが、そこで寝ころんだり身体を休めたり、憩いの場としても利用ができるような細やかな気遣いが感じられる作りになっております。

今やシンボルツリーとなっているムクノキです。

実はこの土地と建物の購入時、お隣との境界の真ん中に生えており今後工事をしていくうえでどう処理をするか悩みの種でした。
ですがムクノキがとても元気に成長しており、長らくこの土地と共に過ごしてきた歴史を考え今後も大切にしていきたいと感じ、お隣の土地の所有者様と話し合い、残していくことになりました。

そしてムクノキを囲うようにウッドデッキがありますが、こちらに登るとのこぎり屋根が見える作りになっており、庭の一つひとつがノコギリ屋根と調和しているような工夫がなされています。

※ウッドデッキからのこぎり屋根をみた写真

弊社は建物だけでなく、庭も空間づくりにはとても重要な存在と考えており、m28e様もNoko-Tanが廃墟であった時から関わってくださり、再生する過程を共に過ごしていただきました。
この土地と建物の歴史や周りの環境と調和のとれた庭は今後入居者様に手入れをしていただく予定となっております。
今後もこの居心地の良い空間が続くよう、庭とも大切に関わっていきたいと思います。

来年には入り口も完成する予定ですのでまたお知らせに記載いたします。

合同会社林商事 林知美

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